朝のひととき

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翌日、それぞれ早起きして、宿舎の庭に出ていた。

仲間の皆さんは、それぞれ庭の景色に溶け込んで、まるで景色と一体になって思い思いに過ごしている。

私は昨夜遅くまで、事務的な用事があって起きていたので、皆より遅く庭に出た。

(これも、ここに来るための課題のような気がしている。いくつかのパラレルを平気な顔して、普通にこなす・・という。)

 

冷んやり冷たい・・というより、寒くて冷え込む庭は、吐く息が白く見える。

低い常緑樹やヒースの中に入っていくと、朝露が降りていて、ハーブの匂いが漂っている。

 

目の前を、長い長〜い貨物列車が、時折走ってゆく。

それは、夜中でも走るのだが、何故か気にならない。むしろ、とても懐かしい気持ちになって、列車がくるのが待ち遠しい。

 

次第に日が差してきて、シャスタ山とブラックビュートが明るくなってきた。

 

 

 

 

 

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 ここが、これから私たちが1週間滞在する宿舎だ。

 

 

 

 

 

 

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