信じるチカラ

 

朝、娘と話していた。子どもの教育方法についてある学者が実験したそうだ。同じくらいの能力を持つ子どもたちに、二人の指導者をつける。一人の指導者には、「この子たちは潜在的な能力があるので、伸びると思いますよ。」もう一人の指導者には、「この子たちは素質がないのでダメです。」当然、良い前評判の子どもたちが良い結果を残したとのこと。

 

「結局、思いによって結果が決まるんだよね。」良く言ってくれた。どのように行動したから・・とか、何を与えたから・・等という話をするかと思っていたよ。思いによって人も自分も変わるんだよ。

 

人は、相手が自分の事をどのように思っているのか敏感に察知し、相手のストーリーに合わせて自分のストーリーを作ってしまうことがある。ここに困難な状況にある子どもが一人いるとする。潜在的にその子は健康である。その子どもが立ち直って本来持っている力を発揮できるかどうかは、親が描くストーリーによって決まってくるだろう。それは、表層の意識によるだけではなく、潜在的な意識も影響してくる。それは、子どもが成長し、伸びていく事を、心から信じる事ができるかどうかという事。

 

もちろん、人の心は物と物が作用しあうような関係を持っている訳ではなく、相手に自分を投影させて、自分の思いをあたかも他人の思いとして受け取って、自分で自分のストーリーを作ってしまう事の方が多いのだが。

 

うまくいく事を「信じる」とか「確信する」、さらには「うまくいくのは当然と思う」・・のような気持ちを持ち続けられるようにしたいと、ちょうど思っていたところだ。信じる力によって、空虚にすることも生き生きと彩ることもできると思う今日この頃。

 

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