林のギャラリー

私は、旅行にカメラを持っていくと、ほとんど風景・・それも葉っぱ・・植物の写真になっています。人をあまり写さないのは幼い頃、人の絵を描かなかった事情と同じでしょうか。そうだとしても、私は自然が好きだ。できれば、ヨーロッパの田舎に行ってみたいと思うのですが、ある時、イタリアの田舎の風景を見て、「これは私の生まれた家から見た風景にそっくりだ・・」と思って以来、ヨーロッパまで行かなくてもいいんじゃないかと思いました。とにかく私は、山や、林・・という自然環境に魅かれて日本のかの地で産声をあげたと信じています。

たまに、家族で近場の散歩にいくと、それぞれ写真を撮るのに夢中になって、気が付くと1人になる・・ので電話やメールしてまた集まって、またバラバラ・・を繰り返す時間になります。それも、似通った傾向性の人たちが家族を形成した結果かしら・・。

これは、去年の秋、近所のお寺に久しぶりにカメラを持って行った時の写真です。紅葉の時期だったので、絵になる景色を切り取ろうとウロウロしていたら、こんなところが！　なにか生息している感じがします。 

ここも、近所のお寺とは思えない所です。草上の昼食をとらないようにしましょう。

林の中に差し込む光と影はやっぱりきれい。

なにかやってきたかな？

これは、ブログのタイトルに採用した写真。ブログを書こうと思ったのは、そもそもキース・ジャレットのコンサートに行ったのがきっかけでした。その4日前に散歩の途中で撮ったものです。いま、通ってみると、こんな所どこにあったの？？？と思うのですが・・。キースのコンサートの後はいつも何かが起こります。芸術系スパルタエンジェルなんでしょうか。

去年の冬の事です。私はひたすら歩いています。日が沈むまで歩こうと思っています。夕陽に風情のある雲がかかっています。後で気がつくのですが、この日の写真はハートにくるものがありました。

これは、見た目はなんの変哲もない写真です。でもこの辺りはエネルギーに満ちあふれています。私はそのエネルギーに向かって語りかけていました。去年の夏の終わりの事です。

あ、ここが、と思って撮った一枚。同じ場所なのに、少し違います。

この数年間、私はエネルギーを感じられることを知り、それを楽しんできました。

そのことだけは確かです。

3日前、長い長い猛暑の一日が終わり、空と雲が鮮やかに見えた。

 空も好き。